こんにちは ひこにきです
始まりはAWSからのメール [アクションが必要な場合があります] Ubuntu 18.04 LTS の標準サポート終了 | [Action may be required] Ubuntu 18.04 LTS end of standard support とのこと
現在、運用しているサービスのインスタンスは全部 Amazon Linux 2 のはずだが!?確認したところひとつだけ Ubuntu のインスタンスを発見 BIツールのインスタンスでした
構築当初はお試しということもあり Redash(Docker)が提供されているAMI(Bitnami)を利用したのがきっかけでした。 Ubuntuは 特に経験がないのですが 内部ネットワークでの利用のみのため特にメンテナンスもなくそのまま利用していたのですがサポート終了とな。OSのアップグレードかよ (T_T)
Ubuntu の知見ないためあまり詳細の内容は書けずですが備忘として残しておきます
事前確認・アップグレードの方針
① Ubuntu バージョンの確認
Ubuntuのコマンド詳しくないですが、以下のコマンドで確認しました
# lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description: Ubuntu 18.04.3 LTS
Release: 18.04
Codename: bionic
② アップグレードの流れ(方針)
現在の バージョンは 18.04.03 とのこと。現在サポートされている LTS は 22.04 と 20.04 の2つ
次の LTS へのアップグレードには 現在のバージョンの最新のリビジョンにアップグレードしてから次の LTS のバージョンにする必要があるらしい
つまり「18.04.3」→「18.04.6」へアップグレード後に 「20.04.6」へアップグレードする必要がある。最新にするにはその後「20.04.6」→「22.04.6」と順番にする必要がある
「18.04」から一気に「22.04」へはアップグレードできないとのこと
③ 全体の方針
利用しているサービスは内部向けのBIツールのため 「20.04.6」までのアップグレードとしました。
全体の流れとしては以下のような方法で対応しました
1.スナップショットで別インスタンスをコピー構築
ネットワーク、セキュリティグループなど各種設定
2.コピー構築したインスタンスで Ubuntu をアップグレード
「18.04.3」→「18.04.6」→「20.04.6」 の順でアップグレード
3.BIツール(Redash)の動作確認
ここでアップグレードによるツールへの影響がないか各種機能を検証して確認。
BIツールのアップグレードも覚悟していたのですが特に問題なかったため Redash はそのまま
ちなみに Redash の バージョンは「8.0.0」でした
4.新環境への切替(LB、ターゲットグループ)
しばらくは旧環境も残して業務に問題が生じないか様子見をしてます
アップグレードの手順
① Ubuntu18.04.3 から Ubuntu18.04.6 (最新リビジョン)へ更新
OSのアップグレードなので root で実行ですね
## root へ 切替
$ sudo -i
## 現在のバージョンを確認
# lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description: Ubuntu 18.04.3 LTS
Release: 18.04
Codename: bionic
## パッケージ情報の更新(ここでは何もインストールされないです)
# apt update
## アップグレード(最新のリビジョンに更新)
# apt upgrade
## 再起動
# reboot
=======================
## 再起動後にバージョンを確認
# lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description: Ubuntu 18.04.6 LTS
Release: 18.04
Codename: bionic
② Ubuntu18.04.6 から Ubuntu20.04.6 へのアップグレード
## root へ 切替
$ sudo -i
## 現在のバージョンを確認
# lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description: Ubuntu 18.04.6 LTS
Release: 18.04
Codename: bionic
## 次のLTSへのアップグレード
# do-release-upgrade
================================================
※ いくつか選択肢がでてきますが特に難しい内容のものはなかったです
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## アップグレードが完了すると再起動の確認項目がでますのでそのまま再起動してください
## 再起動後にバージョンを確認
# lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description: Ubuntu 20.04.6 LTS
Release: 20.04
Codename: focal
アップグレードとしては以上です
その他、確認など
各種ツールの検証などを行ったのですが、まじビックリです!!神!! まじで何も問題なしでした
ここ十数年は 基本的に RHEL系 の OS でしかシステム運用をしてこなかったため、メジャーバージョンアップは基本的には構築し直しのリプレースでしたね。コマンドでそのままメジャーバージョンアップで問題ないことなんかないと思ってました 笑
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